真夏でも快適!さらさら気持ちいい背あての素材

前回の「重くてもへっちゃら!らくらく背負える秘密は背あての形に」では、
背あての構造「フィットカット」についてご紹介いたしました!

今回は背あてに使われている素材の秘密についてご紹介いたします。

お子さまの体と接する背あては、素材にもこだわって作っています!
使われている素材は、国産の「ソフト牛革」。
なぜ背あてにこの素材を使っているのでしょう?

「真夏でもべたべたしない!その秘密は、背あてに使われている素材にあります!」

背当て

背あてにソフト牛革が使われている理由は、なんと言ってもその通気性の良さにあります!

以前に比べて、夏は暑くなったと感じませんか?
暑い中でも毎日ランドセルを背負って登校しなければならないお子さまの、背負い心地が気になりますよね…。

お子さまの体に直接触れる背あてや肩ベルトの部分は、汗をかきやすくなってしまいます。
特に、背あての部分は触れる面積が広いため、どうしても蒸れやすく湿気がこもりやすくなってしまう部分です。

背中に湿気がこもると、お子さま自身もべたべたして気持ち悪いですし、
場合によってはあせもができてしまうこともあります…。
ランドセルはいつでも快適に背負ってほしいですよね!

天然皮革は毛穴があるから、通気性が良いのです!

「カバンのフジタ スペシャリティランドセル」の背あての素材に使われている
ソフト牛革というのは、吸湿性に優れています。

牛革というのは天然皮革。だから毛穴があるんです!
毛穴があることにより、毛穴が通気口のような役割を果たしてくれます。

お子さまが汗をかいたときには、毛穴から水分を吸って背中をさらさらに保ちます。
反対にランドセルを下したときには、吸った水分を毛穴から発散し、
ランドセル自体もさらさらに保ってくれるのです。
つまり、毛穴が呼吸しているような状態になっているのですね!

ここで少し例え話ですが、合成皮革でできた靴と天然皮革でできた靴、どちらが蒸れないと思いますか?
どちらも履いたことのある方はご存知だと思いますが、天然皮革でできた靴の方が蒸れにくいと感じるはずです!
これも、天然皮革にある毛穴のおかげなのですね。

ソフト牛革であれば、特に汗をかきやすい夏でも、合成皮革の背あてより衣服のべたつきを抑えてくれるはずです。
ソフト牛革というのは、元気いっぱいのお子さまにぴったりの素材なのですね。

ちなみに、「カバンのフジタ スペシャリティランドセル」の背あての部分には、ごく少量の顔料だけを塗るようにしています。
こうすることにより毛穴がふさがらず、毛穴が生きている状態でランドセルに使えるのです。

「カバンのフジタがソフト牛革にこだわるのは、山形の気候に秘密がありました!」

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ここで少し寄り道ですが、カバンのフジタがなぜ体に触れる部分にはソフト牛革を使うのか、
そのこだわりの秘密をご紹介したいと思います!

サンサンと照り付ける太陽にも負けない、ソフト牛革の通気性の良さ

山形というと雪国のイメージが強いと思いますが、
実は1933~2006年までの73年間もの間、日本の最高気温を記録したのが山形市だったのです。

山形市は雪国でありながら夏場は盆地ですから、このような特異な状況によりフェーン現象というものが起こり、
真夏は太陽がサンサンと照り付ける酷暑になってしまうのです。
この寒暖の差のおかげで、果物は非常においしくなるのですが、人にとってはとても過酷な気候なのです。

毎日ランドセルを背負って歩く小学生ならなおさらですよね。
うだるような暑さの中、たくさんの汗をかきながら登下校しているんです。
ですからランドセルの背あてと肩ベルトには、通気性に優れたソフト牛革を使い、
背中がぐっしょり濡れるほど暑くても、蒸気を発散し、蒸れずに快適に使えるようにしているんです。

カバンのフジタがソフト牛革にこだわる秘密が、お分かりいただければ嬉しいです!

今回は、背あてに使われている素材「ソフト牛革」の秘密についてご紹介いたしました。
次回「6年間の軌跡が刻まれていく、体に馴染む牛革の背あて」も、ソフト牛革の秘密をご紹介していきます!

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