ランドセルの型崩れを防止するには?選び方と扱い方
ランドセルは教科書やタブレットなどを毎日運び、6年間使い続ける道具です。
そのため、購入時の形をできるだけ保ちたいと考える方も多いでしょう。
型崩れは素材の種類だけで決まるのではなく、開口部や側面を支える芯材、荷物の入れ方、日常の扱い方が関係します。
どれほど丈夫なランドセルでも、座る、踏む、強く押すなどの大きな力を加えるのは避ける必要があります。
そこで、今回は型崩れの原因、丈夫さを支える構造、日常でできる防止方法をご紹介します。
型崩れしにくさを確かめるときは、店頭で表面を強く押して試すのではなく、スタッフの説明を聞きながら芯材が入っている範囲や構造を見ましょう。
商品見本に強い力を加えると、通常使用と異なる状態になります。
荷物を入れたときに開口部が形を保ち、ファイルをまっすぐ出し入れできるかを確かめる方が、実際の使い方に近い見方です。
ランドセルはなぜ型崩れする?
開口部や側面に大きな力がかかる
ランドセルの開口部は、荷物を出し入れするたびに手が触れ、カブセを開閉する部分です。
また、大マチと呼ばれる側面は、中身の重さや外側からの圧力を受けます。
荷物を押し込んだり、ランドセルを壁に強く押し付けたりすると、これらの部分に力が集中します。
型崩れを防ぐには、表面の素材だけでなく、目に見えない内部がどのように補強されているかを見ることが大切です。
荷物の偏りや詰め込みが続く
大マチの片側だけに硬い教材を寄せたり、収納量を超えて物を押し込んだりすると、一部に力がかかり続けます。
カブセを強く引っ張らないと閉じない状態や、ファイルの角が開口部を押し広げている状態は、収納の余裕が足りていないサインです。
持ち物を減らせない場合は、学校の決まりに従いつつ、大マチ、前段、前ポケットの役割を見直し、中身の偏りを減らしましょう。
保管中に上から物が乗る
帰宅後にランドセルを床へ横倒しに置き、その上に教材や荷物を重ねると、長時間にわたって圧力がかかります。
中身を出したランドセルは、カブセや側面が押されない定位置に置きましょう。
収納する棚やロッカーの幅も、本体を押し込まず出し入れできるかが重要です。
お子さまが自分で戻せる場所を決めると、乱暴に置いたままにすることも防ぎやすくなります。
型崩れを防止する芯材の構造
開口部を支えるピアノ線
フジタのランドセルでは、型崩れしにくい丈夫さを目指し、特殊芯材「しっかりくん」を使っています。
荷物の出し入れで力がかかりやすい開口部には、太い鉄芯を内蔵しています。
ピアノ線が開口部の枠の役割を果たし、広い収納部の形を保ちやすくします。
開口部がゆがみにくいことは、ファイルや教科書をまっすぐ出し入れする使いやすさにもつながります。
側面の強度を高めるリブ構造
大マチ部分の補強材には、凹凸のあるリブ構造の芯材を採用しています。
平らな芯材で側面を支えるだけでなく、立体的な凹凸を設けることで強度を高める構造です。
フジタのランドセルは、大マチ12.5cm、容量9.25Lの収納スペースを確保しています。
広い大マチとリブ構造を組み合わせることで、大容量と型崩れしにくい丈夫さの両立を目指しています。
芯材の強さだけに頼らない
ピアノ線やリブ構造は型崩れを抑えるための工夫ですが、あらゆる力に耐えるわけではありません。
ランドセルの上に座る、踏む、強く押すなどの扱いによる型崩れは、6年間無料の安心サポートでも無料修理の対象外です。
通常使用の範囲内で必要になった修理は無料保証の対象です。2024年入学者以降は修理送料を利用者が負担し、修理に時間がかかる場合や遠方から依頼する場合は、代替ランドセルが用意されます。
丈夫な構造は、通常の使用を支えるためのものと考え、お子さまにも置き方や持ち方をわかりやすく伝えましょう。
日常でできるランドセルの扱い方
定位置に立てて保管する
帰宅したら、まず使い終わった教材や水筒などを取り出し、決めた場所にランドセルを戻します。
本体が傾いたままにならず、上に物が乗らない場所を選びましょう。
定位置に戻す習慣は、型崩れの防止だけでなく、翌日の持ち物を確認するきっかけにもなります。
カブセの上に本やタブレットを一時的に置く習慣がつかないよう、教材の置き場所と分けるのも有効です。
詰め込む前に中身を整理する
荷物が多い日は、カブセが閉じるまで押し込むのではなく、大きく硬いものから位置を決めます。
教科書やファイルはまっすぐ並べ、小物は前段や前ポケットへ分けると、大マチの一部に強い力がかかりにくくなります。
荷物を入れた後に、開口部が波打っていないか、側面が外側へ大きくふくらんでいないかを見ると、無理がかかっていないかを判断しやすくなります。
違和感があれば早めに確認する
開口部が少しゆがんだ、カブセの閉まり方が変わった、側面に大きな折れが見えるなどの変化に気づいたら、そのまま使い続けず状態を確かめましょう。
自分で強く曲げ戻すと、芯材や表面の素材へ別の力がかかることがあります。
カバンのフジタでは、お客様相談室、修理受付フォームまたは直営店舗で修理のご相談を承っています。
修理条件は状態によって異なるため、まずは破損や変形の情報をお知らせいただくとよいでしょう。
まとめ
ランドセルの型崩れを防止するには、開口部と側面を支える芯材の構造を確かめ、日常で大きな力を加えないことが大切です。
フジタの「しっかりくん」は、開口部のピアノ線と大マチのリブ構造によって形を保ちやすくしています。
ただし、丈夫な構造でも座る、踏む、強く押すなどの行為は避けましょう。
荷物を偏らないように入れ、帰宅後は上に物が乗らない場所に戻す習慣が、6年間大切に使うための基本です。
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