総牛革ランドセルとは?素材の特徴と確認したいこと

ランドセルの素材を調べていると、「牛革製」と「総牛革」という表現の違いが気になることがあるでしょう。
どちらも牛革を使っていますが、牛革を使う部分に違いがあります。
総牛革かどうかを名前の印象だけで判断せず、カブセ、前段・ポケット、大マチ、背あてなど、パーツごとの素材表示を見ることが大切です。
また、素材だけでランドセル全体の適性が決まるわけではありません。
そこで、今回は総牛革が指す範囲、天然素材ならではの特徴、選ぶ際に確かめたい背負い心地や仕様を解説します。

ランドセルの総牛革とは?

外装の主要パーツに牛革を使う仕様

ランドセルは一枚の素材でできているのではなく、カブセ、前段、ポケット、大マチ、背あて、内装、金具など複数のパーツで構成されています。
フジタの総牛革モデルでは、カブセ、前段・ポケット、大マチに牛革を使い、背あてにはふっくら天然牛革を使っています。
「総」とついていても、金具や芯材、内装まで牛革であるという意味ではありません。
製品仕様の素材欄を見て、どの部分に何が使われているかを具体的に確かめましょう。

牛革製でも部分ごとに素材が異なる場合がある

牛革製と表示されたランドセルの中には、カブセや前段に牛革を使い、大マチに別の素材を組み合わせたモデルもあります。
これは牛革製という表示が間違いなのではなく、部分ごとに素材の特性を組み合わせた仕様です。
総牛革と牛革製のどちらが一律に優れていると決めつけるのではなく、風合い、デザイン、重さ、背負い心地など、家族が重視する条件に合わせて選ぶことが大切です。

現行モデルの仕様を必ず見る

ランドセルのラインナップや素材構成は、販売年度によって変わることがあります。
以前のカタログや古い記事で見た商品名が現在も同じ仕様とは限りません。
フジタで現在ご案内している総牛革のランドセルには、サンシャイングラッドや藤田鞄店があります。
色、素材、仕様、在庫は変わるため、検討時点の公式ホームページと対象商品ページでご確認いただくと安心です。

総牛革ならではの特徴

使うほどに風合いが変化する

天然素材である牛革は、使い続ける中で表情が変わり、ツヤや色の深みが増していく点が特徴です。
フジタの牛革ランドセルに使われる「山形レザー」は、山形県内の工房で染色と防水加工を行っています。
表面にシボと呼ばれる細かいシワ模様のある牛革は、天然素材らしい風合いを楽しめます。
素材の表情には個体差があるため、すべてがまったく同じに見えるとは限りません。
その違いも天然素材の個性としてご覧いただくとよいでしょう。

ランドセル全体の統一感が生まれる

カブセから大マチまで牛革を使うと、正面、側面、開いたときの前段まで素材の表情がつながり、全体に統一感が生まれます。
ただし、総牛革という素材の言葉だけでデザインの好みが決まるわけではありません。
ステッチ、ヘリ、金具、背あての色なども見て、お子さまが6年間愛着をもって使えると感じるデザインかを一緒に考えましょう。
保護者は素材やつくりを確かめ、お子さまの色や雰囲気の好みも尊重することが大切です。

丈夫さは芯材やつくりと合わせて考える

牛革は丈夫な素材として知られていますが、ランドセルの型崩れしにくさは表面素材だけでは決まりません。
開口部と側面を支える芯材、ベルトと金具のつなぎ部分、縫製なども一緒に確かめる必要があります。
フジタのランドセルは、特殊芯材「しっかりくん」を使っています。
総牛革の風合いと、日々の荷物を支える内部構造の両方をご覧いただくとよいでしょう。

素材を選ぶときの確認ポイント

重さは荷物入りで背負ってみる

素材が異なるとランドセルの重さも変わりますが、表示された重量だけで背負い心地を判断するのは難しいものです。
実際の通学では教科書やノート、タブレットなどが加わります。
試着時には荷物を入れ、肩ベルトが体に沿うか、背あてと背中の間に大きなすき間がないか、歩いたときに左右へ大きく揺れないかを見ましょう。
素材へのこだわりと、お子さまの背負いやすさを分けずに確かめることが大切です。

牛革の手触りや個性を実物で見る

天然牛革は、色やシボの見え方、手触りに個性があります。
画面や紙のカタログでは、光の当たり方や撮影環境によって色味が異なって見えることもあります。
直営店舗、ショールーム、全国展示会などで実物を見られる場合は、正面だけでなく、側面やカブセを開いたときの表情も見ましょう。
試着してデザインと背負い心地の両方に納得できるかを確かめると、入学後の姿を想像しやすくなります。

手入れと保証の条件を知っておく

総牛革ランドセルを選ぶ際は、水濡れや汚れが付いたときの手入れ方法も確かめておきましょう。
山形レザーは防水加工を行っており、水拭きでの手入れができます。
ただし、強く押す、座る、踏むなどの扱いによる型崩れは、6年間無料の安心サポートの無料修理対象外です。
保証は通常使用の範囲内で必要になった修理を対象とし、2024年入学者以降は修理・返品・交換の送料をご負担いただきます。
修理に時間がかかる場合や遠方から依頼する場合は、代替ランドセルが用意されます。

まとめ

総牛革ランドセルとは、カブセだけでなく、前段・ポケットや大マチなどの主要な外装に牛革を使った仕様です。
フジタでは、サンシャイングラッドや藤田鞄店で総牛革の仕様をご案内しています。
ただし、素材構成やラインナップは変わるため、最新の商品ページをご確認いただくと安心です。
天然素材の風合いに加え、芯材の丈夫さ、荷物入りの背負い心地、お子さまのデザインの好みまで一緒に見て、6年間の使い方に合う一本をお選びいただくとよいでしょう。

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