迷ったらコレ！フジタランドセルの材質の選び方とは？

お子さまの小学校入学を控えた一大イベント、「ランドセル選び」。
6年間毎日使うものだからこそ、デザインや色はもちろん、どんな材質でできているのかも気になりますよね。
特に、昔ながらの「牛革」と、軽さが魅力の「クラリーノ」で迷われる方は少なくありません。
ランドセルづくりの老舗である当社「カバンのフジタ」では、こだわりの材質を使ったさまざまなランドセルを用意しております。

今回は、フジタのランドセルで選べる材質の種類と、特に人気の牛革とクラリーノの違いについてご紹介します。

フジタのランドセルで選べる材質の種類

フジタのランドセルは、大きく分けて「天然皮革」と「人工皮革」の2種類から選ぶことができます。
それぞれに特徴の異なる素材が用意されており、お子さまの好みやご家庭の方針に合わせて最適なものをお探しいただけます。

こだわりの天然皮革

天然皮革は、本物の革ならではの風合いや高級感が魅力です。
当社では、以下の2種類の天然皮革を扱っています。

・牛革シボ（山形レザー）
フジタの牛革ランドセルの多くで使われているのが、こだわりの「山形レザー」です。
主に北米の寒冷地帯で育った牛の皮を、フジタの地元である山形県の工房で丁寧に染色・防水加工を施しています。
表面には「シボ」と呼ばれる細かいシワ模様の加工がされており、6年間使う中でついてしまう細かなキズが目立ちにくいのが特徴です。
雪国の厳しい気候にも耐えられる高い防水性も備えており、丈夫でしなやか。
お子さまの成長とともに革が体に馴染んでいく、まさに「育てる」楽しみがある素材です。

・コードバン
「革のダイヤモンド」とも称される最高級の皮革です。
主にヨーロッパ産の馬のお尻の部分から採れる希少な革で、なめらかな手触りと美しいツヤが特徴。
繊維が非常に緻密なため、キズやシワに強く、型崩れしにくいという優れた耐久性も兼ね備えています。
特別なランドセルをお探しの方に選ばれています。

軽さが魅力の人工皮革も2種類

人工皮革は、軽さと手入れのしやすさが最大の魅力です。
当社では、特性の異なる2種類のクラリーノを用意しています。

・クラリーノ
軽くて水や汚れに強く、お手入れが簡単な人工皮革です。
技術の進歩により、しなやかで美しいツヤがあり、まるで本革のような上質な風合いを楽しめるのが特徴です。
活発なお子さまでも安心して使える素材といえます。

・クラリーノレミニカ
クラリーノの中でも、特に発色の良さとキズへの強さを追求した素材です。
パステルカラーやパール調の繊細な光沢感を美しく表現できるため、デザイン性を重視したい場合にぴったり。
もちろん、軽さやお手入れのしやすさといったクラリーノの長所も備えています。

背当ては全モデル共通で肌に優しい天然牛革

当社のランドセルの大きな特徴の一つが、本体の材質に関わらず、すべてのモデルでお子さまの背中や肩に直接触れる「背当て」と「肩ベルトの裏」に「ふっくら天然牛革」を使用している点です。

天然の牛革は、人の肌のように無数の毛穴があるため通気性に優れており、汗をかきやすい季節でもムレにくく快適です。
また、しっとりと柔らかい肌触りで、使い込むほどにお子さまの体格の変化に合わせてしなやかにフィットしていきます。
専門機関の色落ち試験もクリアしているため、毎日安心して背負わせることができます。

ランドセルの材質で人気の牛革とクラリーノの違い

ランドセルを選ぶ上で、多くの方が比較検討するのが「牛革（山形レザー）」と「クラリーノ」です。
ここでは、両者の違いを3つのポイントで見ていきましょう。

重さはクラリーノが約200g軽い

材質による最も分かりやすい違いは、重さです。
一般的に、牛革のランドセルはクラリーノ製のものより約200g重くなります。

ただし、フジタの牛革ランドセルは、縫い代のヘリをなくした「キューブ型」を採用することで、一般的な学習院型の牛革ランドセルよりも軽量化を実現しています（当社の牛革製は約1350g前後）。
実際に背負ってみると、背負い心地の良さから「数字ほどの重さの違いは感じない」という声も多く聞かれます。

防水性と手入れはどちらも安心

「牛革は水に弱いのでは」と心配される方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、こだわりの「山形レザー」は、雪国品質の高い防水加工が施されています。
突然の雨や雪で濡れてしまっても、乾いた布でさっと拭くだけで問題なく、特別なクリームなどを使った定期的なお手入れも不要です。
一方、クラリーノももともと水や汚れに強い素材でお手入れは簡単です。

牛革とクラリーノの見た目の違い

見た目の好みは、素材選びの大きなポイントになります。

牛革の最大の魅力は、6年間使い続けることで生まれる「経年変化」です。
表面には美しいツヤが増し、色合いも深まり、お子さまだけの特別なランドセルへと育っていきます。
天然素材ならではの温かみと高級感は、牛革ならではのものです。
一方、クラリーノは、豊富なカラーバリエーションと発色の良さが特徴です。
購入した時の美しい色合いを6年間保ちやすく、特に「レミニカ」は繊細なパールカラーなどもきれいに表現できます。

まとめ

フジタのランドセルは、お子さまの成長と共に味わいが増す天然皮革（山形レザー、コードバン）と、軽くて発色の良い人工皮革（クラリーノ、レミニカ）という魅力的な選択肢をご用意しております。
どちらの素材を選んでも、背中が当たる部分には通気性とフィット感に優れた天然牛革が使われているのが、フジタならではのこだわりです。
牛革とクラリーノの主な違いは、約200gの重さの差と、経年変化を楽しむか、購入時の美しさを保つかという見た目の点にあります。
防水性や手入れのしやすさについては、どちらも高いレベルで安心です。
それぞれの素材の特徴をよく理解して、ぜひお子さまにぴったりのランドセルを見つけてあげてくださいね。