ランドセルの構造を徹底解説!皆さまはいくつご存知ですか?

ランドセル選びをしていると、よく分からない横文字が頻繁に出てきますよね。
専門用語が多いので、戸惑っている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、ランドセルの構造について徹底解説します。
知っておくとランドセル選びの際に役立ちますので、ぜひご活用ください。

□ランドセルの構造について解説!

実は、ランドセルは150個以上のパーツを組み合わせて作られます。
全て紹介すると途方もなくなってしまうので、ここでは主な用語を9つ取り上げ解説していきます。

1つ目は、カブセです。
カブセは、いわばランドセルの蓋です。
背負った時に最も目立つ場所なので、カラーやデザインにこだわる方が多くいらっしゃいます。

2つ目は、マチです。
マチは、大マチと小マチに分けられます。
大マチは教科書を入れるスペースのことで、小マチは大マチの手前にある小さなポケットの横幅のことです。

3つ目は、前ポケットです。
カブセを開けた正面の、チャックがついたポケットのことを指します。
ハンカチやばんそうこう、家の鍵などの小物を入れるのに非常に便利なポケットです。
上部だけ開くタイプと側面まで開くタイプがあります。

4つ目は、ナスカンです。
ナスカンは、ランドセルの側面や肩ベルトにつけられた金具の部分です。
給食袋や防犯ブザーを引っ掛けられます。
万が一引っ掛けていたものが挟まってしまった場合に備えて、一定以上の負荷がかかると外れる仕組みになっています。

5つ目は、前ベルトです。
ランドセルの側面から小マチにかけて付けられる、補強用のベルトです。
メーカーによっては、反射材やネームプレートを付けられます。

6つ目は、鋲です。
画鋲のように、カブセを固定するための丸い金属パーツです。
最近ではデザイン性が高まっており、ハートやエンブレムを模した形が出てきています。

7つ目は、背カンです。
背カンは、肩ベルトとランドセル本体を繋ぐ役割を持っています。
当社でも提供しているような、肩ベルトに連動して動く形がおすすめです。

8つ目は、肩ベルトです。
文字通り肩にかけるベルトですが、様々な形状があるのでお子さまに合ったものを選ぶことが大切です。

9つ目は、背あてです。
ランドセルを背負った時に背中が当たる部分のことです。
クッション性が高く、通気性が良い素材が用いられています。

□ランドセルの形について解説!

現代のランドセルは全て、学習院型と呼ばれる箱型の形状をしています。
ここから更に、ヘリの構造の違いによって従来型とキューブ型の2種類のランドセルに分けられます。
ヘリとは、ランドセルの大マチと背あてを縫い合わせた部分のことを指します。
つまり、簡単にいえば背中に最も近い側面の部分のことです。

*従来型または学習院型のランドセル

従来型のランドセルには、ヘリがあります。
そのため、背中側の側面が少し出っ張った形状です。
強度が高く、丈夫な造りを実現できます。

*キューブ型のランドセル

近年増えてきているキューブ型にはヘリがありません。
すっきりとした見た目で、コンパクトになります。
ただ、傷つきやすいといわれることが多いです。

キューブ型のランドセルが増えている理由は、ランドセルの容量が大きくなったからです。
2015年には、A4フラットファイルが入るような容量を実現したランドセルが開発されました。
容量が増えるということは、ランドセル自体が大きくなるということであり、ランドセルが大きくなると当然ヘリ部分も大きくなります。
そのため、ロッカーのふちにヘリが当たるようになってしまい、容量はそのままで幅を狭くする必要がありました。

こうして、キューブ型のランドセルができあがったのです。
やはり従来型の丈夫さには負けてしまいますが、普通に使用する分には大きな影響が出るわけではありません。
ランドセル選びの際には、そこまで型に神経質にならなくても良いかもしれませんね。

□ランドセル選びのポイントとは?

まず、お子さまの身体に合ったランドセルを選びましょう。
ランドセルを実際に背負ってみて、きちんとフィットしているか確認することが大切です。

そして、仕上がりの良さを確認しましょう。
ランドセルの縫い目を見ると、そのランドセルが丈夫かを見極められます。
金具がしっかりとついているかも併せて確認しておくと良いでしょう。

また、アフターサービスが充実しているかも要チェックです。
いくらランドセルといえども、6年間も使っているとどこか壊れてしまう可能性があります。
修理に対応しているかは必ず確認しましょう。

最後に、品質保証ラベルや保証書が付いているランドセルを選びましょう。
良いランドセルには、品質保証ラベルやランドセル工業会によるランドセル認定証が添付されています。
他機関によって認められている証拠なので、参考に選ぶのがおすすめです。

□まとめ

今回は、ランドセルの構造について解説しました。
ランドセルの用語紹介では、いくつご存じでしたか。
全て紹介できたわけではありませんが、こちらを参考にランドセル選びを進めていってくださいね。

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