牛革のランドセルは人気?メリットと失敗例をご紹介!

お子さまの小学校6年間の生活を共にするのが、ランドセル。
6年後、お子さまが成長した姿を想像しながらするランドセル選びはワクワクしつつも、6年後もきれいな状態のままで使えるのかという不安もあると思います。
色、大きさ、機能性、そしてもう1つチェックしたいのが素材です。
今回は、ランドセルで主に使われる3つの素材の中でも、牛革について詳しく解説します。
 
 

1.牛革

 
牛革は、丈夫で、かつ高級感のある素材です。
以前まではランドセルの素材の中で主流でしたが、現在は2~3割程度のシェアにとどまっています。
その理由としては、耐水性の低さという機能面のデメリットに加え、量産できないことが挙げられます。
 
しかし、後述する通り、近年の開発で機能面が向上し、メリットも増えてきているのです。
 

2.コートバン

 
コートバンは、馬のお尻の皮をなめした皮革です。
馬1頭から取れる量はランドセルのフタ2枚分程度であり、3つの素材の中でも1番希少性の高い素材です。
 
メリットとしては、
・牛革よりも耐久性が高い
・使い込むほど味が出る
・見た目と感触に高級感がある
という高級皮革にしかないメリットを持っています。
 
また、デメリットとしては、
・耐水性が低い
・手入れが必要
・若干重いと感じる
・量産できないので、売り切れが早い
といったものがあります。
このように、希少性が高いならではのデメリットもあります。
ただし、現在の加工技術の進歩により、耐水性が向上して簡単に手入れできるものも増えてきました。
 

3.人工皮革

 
人工皮革は、クラリーノを初め、アンジュエール、タフガード、ベルバイオと多くの種類に分かれる素材です。
現在では、約7割のシェアを誇っています。
その理由としては、
・他の2つの素材よりも手に入りやすい
・耐水性に優れている
・手入れが簡単
・軽いものが多い
・型崩れがしにくい
・カラーの種類が豊富
 
ということが挙げられ、3つの素材の中でも機能面で多くのメリットを持っています。
 
一方で、デメリットとして
・他の2つの素材よりも耐久性が劣る
・見た目や感触に高級感がない
 
というように、本革の素材が持つ高級感を人工皮革では完全に表現できないというデメリットがあるのです。
ただし、こちらも同様に加工技術の進歩により、耐久性が向上しています。
また、本革にある経年変化はないものの、長い間新品のような見た目が維持できます。
 

□牛革のランドセルで失敗はある?その弱みとは?

 
人工皮革のランドセルよりも高級感ある見た目を持ちつつも、コートバンよりも希少性は低く手に入りやすい牛革のランドセル。
前述した通り、近年の加工技術の進歩によって人工皮革とコートバンのメリットをどちらも持ち合わせるようになりました。
 

・耐久性がある

コートバンと同じく、牛革は丈夫で強い素材です。
そのため、6年間毎日使っても壊れる心配はありません。
また、小学校卒業後は、ミニチュアランドセルや財布、キーケースにもリメイク可能で、牛革の高級感をいつまでも楽しめるでしょう。
 

・見た目と質感に高級感がある

本革ならではの高級感は、牛革でも味わえます。
色やデザインだけではなく、素材で周りと差をつけたい方におすすめです。
 

・愛着が湧く

こちらもコートバンと同じく、使い込むほど味が出るので変化を楽しめます。
手入れが面倒と感じるかもしれませんが、手入れの度に時の流れとお子さまの成長を感じることでしょう。
 

・耐水性が向上している

昔の牛革は耐水性が低いことがデメリットでしたが、今の牛革は耐水性に優れているものが増えつつあります。
少しの水であればカバーをつけなくても安心なので、ランドセルそのもののデザインを楽しめますね。
 

□牛革のランドセルで失敗はある?その弱みとは?

 
技術が進歩していても、人工皮革と比べるとどうしてもデメリットと感じてしまうのが、重さと耐水性です。
 

*ランドセルの重さ

 
牛革のランドセルは、1300~1500グラムほどで小学1年生が持つには若干重いと感じる重さです。
 
一方で、人工皮革のランドセルは1050~1300グラムほどで、牛革のランドセルよりも300グラム程度軽い重さです。
この重さは教科書1冊分程度の重さで、小学生にとっては負担にかなり差が出ます。
毎日の登校であれば差を感じないかもしれませんが、長期休み前に学校の荷物を全て持って帰ることになると、300グラムの重さでもかなり負担になるでしょう。
 

*ランドセルの耐水性

 
牛革は、加工技術の進歩で耐水性が向上していますが、やはり水に弱いです。
雨の日はランドセルにカバーをする、防水加工がされたランドセルを選ぶなどして、水から守ることが大切です。
 
もし、濡れてしまった場合はすぐに乾いた布で拭き取りましょう。
そのままにするのではなく、陰干しにして乾かすことで長く丈夫に使えるようになります。
 
また、汚れてしまった場合は、牛革用のクリーナーで優しく拭き取りましょう。
お手入れをすることで、汚れはすぐに取れて、高級感を失うことはありません。
 

□まとめ

 
牛革のランドセルは、コートバンと人工皮革それぞれのメリットをバランス良く兼ね揃えるランドセルです。
水に弱い性質を持つためメンテナンスは必須ですが、お子さまの成長とともにランドセルの変化も楽しめます。
カバンのフジタでも、さまざまな種類の牛革のランドセルをご用意しております。
牛革のランドセルをお考えの方は、ぜひカバンのフジタまでお問い合わせください。

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