牛革のランドセルの魅力と注意点

お子さまのランドセル選びに困っている親御さまはいらっしゃいませんか。
ランドセルにはいくつかの種類の素材が用いられており、それぞれで特徴が異なるので迷ってしまいますよね。
そこで今回は、牛革のメリットとデメリットやメンテナンス方法について解説します。

□牛革のメリットとデメリットについて

ランドセル選びに悩んでいる方には、素材について決めかねている方も多いでしょう。
以前は牛革のランドセルが主流とされていましたが、現在は他の素材の人気も高まってきています。
そのため、牛革のランドセルを利用しているお子さまは生産背景もあり、ランドセル市場全体でみますと少数派となってきております。

しかし、この素材には他の素材にはない利点があります。
ここからは、牛革のメリットとデメリットについて紹介します。

まずは、メリットについて紹介します。
1つ目は、耐久性能に長けていることです。
ランドセルは小学校に入学してから卒業するまでの6年間使うものなので、十分な耐久性があるランドセルを持っておきたいですよね。
耐久性に強い牛革のランドセルを選べば6年間使い続けられるでしょう。

2つ目は、高級感があることです。
この素材は人工の素材と比べて、見た目が非常に良いという意見が多いです。

こちらは親御さまの使用時体験によるもので、奥行きがある色調には温かみがあり、その佇まいには気品を感じます。
そのため、他のお子さまとの差別化を図りたいとお考えの方にはピッタリの素材です。

3つ目は、経年変化を楽しめることです。
この素材は、使えば使うほど独自の味が出てきて、購入した当初にはなかった雰囲気を味わえます。
人工皮革製のランドセルとは異なり、使い込みほどに増す風合いは、新品がベストな状態でなく、お子さまの共に革の成長が楽しめること間違いなしです。その経年変化に伴って、お子さまの身体にフィットしてくれるのもこの素材の魅力の1つと言えるでしょう。

次は、デメリットについて紹介します。

それは、重量です。
この素材は耐久性に優れている一方で、重量があるといったデメリットもあります。
自宅から学校までの距離が遠い場合は、ランドセルの重量がお子さまの負担に直結するので重量にも気をつけて選ぶようにしましょう。重量差があるとはいっても、人工皮革のランドセルと比べて約200g、教科書1冊分程度の重さしか変わりはないので、ご家族さまの価値基準によってはそこまで大きな問題にはならないでしょう。

□牛革をおすすめする方の特徴について

ここからは、牛革をおすすめする方の特徴について紹介します。

まずは、自宅から学校までの距離が遠くない方です。
先ほど紹介した通り、この素材は重量があるので、自宅と学校の距離はきちんと考えておきましょう。
教科書一冊分程度の重さの差とはいえ、学校に持って行く荷物が増えていけば、その重さが大きな障害になる場合もあります。

小柄なお子さまや体力に自信がないお子さまである場合は、重量が大きなネックになってしまう可能性があるので注意しましょう。

次に、ベーシックでシンプルなランドセルを希望している方です。
赤色や黒色などのベーシックでシンプルな色味を希望しているのであれば、牛革製ランドセルを選ぶと良いでしょう。
ランドセルの色味自体が引き立ち、奥行きのあるその佇まいは、趣を感じさせてくれます。経年変化を楽しめることが牛革製ランドセルの最大の魅力です。

□メンテナンス方法について

牛革は定期的なメンテナンスは手間のかかることは一切必要ありません。
ここからは、メンテナンス方法について紹介します。

まずは、雨や雪で濡れた際のメンテナンス方法です。
この場合は、乾いたタオルや布で付着した水分をきちんと拭きとるだけで大丈夫です。
この素材は本来、雨や雪に弱いですが、ランドセルの本体には防水機能が施されているので心配し過ぎる必要はありません。
しかし、付着した水分をきちんと拭き取らなければ、ランドセルの縫い目より、革の中まで水分が染みこんでしまい傷みの原因になることもあるので注意しましょう。

□メンテナンス時の注意点について

牛革のメンテナンスをする際には注意点があります。

それは、メンテナンスに使用するものについてです。
メンテナンスをする際には、使うべきではないものがあります。

まずは、ドライヤーです。
付着した水分をすぐに乾かせるので使用したくなりますよね。
しかし、ドライヤーから放出される熱は素材の組織を破壊してしまう恐れがあるため、使わないようにしましょう。

雨などで濡れた際のランドセルは、タオルなどで水気を拭き取った後、直射日光の当たらない風通しの良いところで、陰干しいただくことをおすすめいたします。

次に、アルコールです。
汚れ落としと除菌のためにアルコールを使用したくなりますが、使わないでおきましょう。
アルコールの成分も素材の組織を破壊してしまうからです。

汚れなどは、せっけん水や中性洗剤を十分薄め、タオルで全体をたたくように汚れを落としていただくことをおすすめいたします。

このようにメンテナンスをする際には、使用するべきではないものがあります。
適切でないものを使ってメンテナンスをすると、逆効果になる恐れがあるので注意しましょう。

□まとめ

今回は、牛革のメリットとデメリットやメンテナンス方法について解説しました。
牛革のランドセルの購入を検討している方は、この素材のメリットとデメリットをよく理解して選ぶようにしましょう。

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