ランドセル寄贈式~山形市へ今年で66回目を迎えました

今年で66回目を迎えたカバンのフジタの地元 山形市へのランドセル寄贈式。

寄付するランドセルは男の子女の子合わせて3本。

澄み渡る晴天の中、十日町本店の隣町、七日町にある山形市役所へお伺いいたしました。

フジタは地元・山形市のお子さまへランドセルをつくって届けて66年。

1956年から毎年、山形市へランドセルを寄付させていただいております。

今年はランドセル3本(男の子2本、女の子1本)を寄贈いたしました。

右:代表取締役 藤田宏次 左:山形市市長 佐藤孝弘氏

山形市役所 応接室にランドセルをセットをして、対談をおこないました。

フジタのランドセルはどんなランドセル?!

「6年間、お子さまの笑顔をつくるランドセルです」

藤田家10代目の藤田宏次社長。カバン屋としては3代目,、「いいのもづくり」をモットーに「つくりの良いランドセル」がフジタのランドセルづくりの原点です。

今も昔も変わらず、「お子さまが6年間、毎日楽しく、元気に笑顔で朗らかに学校生活をおくってもらえるように」という想いで、ランドセルをおつくりしております。

お子さまにとって安全で、親御さまにとっても安心してお子さまを送りだせる、丈夫で軽い!雪国品質のランドセルです。

山形では、親御さまが小学生の頃に背負っていただいたという方も多く、親子3代で背負っていただいているランドセルです。

「息子はフジタさんのランドセルです!」と市長さまよりうれしいお言葉を頂戴いたしました。

「雪国山形の環境が生んだ素材へのこだわりがあります」

山形市(村山地区)は、冬は積雪があり寒く、夏は盆地のため非常に暑くなり、1年を通して寒暖の差が激しいエリアです。

子どもたちの通学環境は、他の地域に比べても非常に厳しい中、お子さまが少しでも快適に通学できるよう、こだわったのが「背あて・肩ベルト裏」の素材です。ここは、お子さまの肌が直接触れる部分であるため、フジタは創業以来ずっと「ふっくら天然牛革」を使用しております。牛革製のランドセルも、人工皮革(クラリーノ)製のランドセルも、すべてのランドセルが「ふっくら天然牛革」仕様となっております。

地元愛をこめて、山形本店近くのタンナーにお願いをして天然革の鞣し(なめし)加工をおこなっております。

天然革は人工皮革と比べて、外気温の影響を受けにくく、夏場は太陽の熱を吸収して表面温度が著しく高くなることなく、冬の寒い日は、ひんやりと冷たくなりにくい性質をもっています。

ですから、お子さまの敏感な肌に対しても、適度な温度感で背中を優しく包んでくれます。

汗の吸湿性もバツグンです!

人間の皮膚と同様に、動物にも毛穴があるため、素材自体が皮膚呼吸をして、通気性に優れます。

熱い夏の日に汗をかいたお子さまもヌルっ、ヌメっとしたイヤな感覚もなく、快適に背負っていただけます。

馴染むからオンリーワンのランドセルです!

例えば、「野球で使用するグローブ」。こちらは天然革以外は聞いたことがございません。

何故ならば、百人百様の人の手のかたちに沿って包み込むように馴染むからです。人工皮革は元に戻る力(復元力)があるため、人工皮革製のグローブはフィット感が得られにくいため適しません。

十人十色のお子さまの背中のシルエットにそっと馴染んで、オンリーワンの背負い心地を体感いただけます。

「想いのすべては、キューブ型のヘリがないランドセルに詰まっています」

雪国のお子さまの通学路には危険がたくさん!除雪の影響で歩道が狭くなったり、凍結して滑りやすくなっていたり。お子さまが無事に帰宅するまで心配がつきません。

2011年に学習指導要領が改定され、脱ゆとり教育の影響を受け、ランドセルは大きくなり、重くなるばかりです。

そんな中、昔と比べてもランドセルの外寸はそのままで、内寸だけが広くなり、A4フラットファイルが楽々入るランドセルがフジタのランドセルです。

また、牛革で1350g前後、人工皮革(クラリーノ製)で1150g前後と実重量も軽いランドセルです!

ゆとり教育の頃2005年と2020年度を比較しますと、教科書の総ページ数が1.7倍にも増えているようで驚きです!

通学学区が広い山形のお子さまにとっては、重たい教科書を運ぶは一苦労。絶対に軽いランドセルでなければいけないとの思いでおつくりしております。

そんな雪国ならではの工夫や通学事情などのお話しで、寄贈式は終始和やかな雰囲気でした。

振り返れば、4年前の寄贈式で佐藤市長さまより
「ふるさと納税にフジタのランドセル。山形市のものづくりをもっと全国に知ってもらおう!」とお声掛けをいただき、山形市のふるさと納税の答礼品としてフジタの牛革製ランドセルを扱っていただいております。

贈呈式後、お集まりいただきましたメディアさまにもたくさんのご質問をいただきました。

フジタの創業以来変わらないこだわり、
「背あて・肩ベルト裏はふっくら天然牛革」の理由を
熱く説明させていただきました。

フジタの背負い心地の秘密はコチラ▶

もうすぐクリスマス。お子さまに喜んでいただけたらと幸いです。

この度はありがとうございました。

2025年度新カタログ請求
受付中!

カバンのフジタ2025年度カタログ

2025年4月入学のお子さま向けに、2025年度のカタログを無料でお届けいたします!
今年大好評だった女の子の光るランドセルに早くも新色をリリース予定です。カタログの部数には限りがございますので、お早めにご請求ください。